こんにちは。
明石で船タコをさせてもらってる船宿さんで、この冬の時期に船のウマヅラハギ便が出ていて最近良く釣れているみたい。
竿頭で30匹以上!
に誘われて、ウマヅラハギ釣りに行ってみよう〜〜
でも、和歌山で何度かカワハギ釣りに行っているのですが、カワハギ釣りが難しいのか、私がヘタクソなのか、全3回の釣行でカワハギ合計4匹しか釣っていない…
たぶん両方なのでしょうね(笑)
カワハギ釣りの底を意識した釣りとはまたちょっと違う、宙の釣りのウマヅラハギ釣りは初めて。
釣り方や仕掛けなどを調べると、カワハギ釣りほどそんなに情報がない…
なので、釣果報告と一緒に、タックルや仕掛け、釣り方など初心者目線で紹介いたします。
⦅2021.1.11更新⦆
船のウマズラハギ釣りのタックルや仕掛け
ウマヅラハギは、日本全国どこでもみられる魚で、釣り人にとっては馴染深いエサ取り名人ですよね。
カワハギに負けず劣らずの美味しさから、釣れると喜ばれる魚ではないでしょうか。
このウマヅラハギもカワハギ同様、専門で狙うとやっぱり難しい…
時にはコンコンって、明確にアタリが出て持っていってくれることもありますが、ウマヅラハギがエサを口に含んでいるほんのわずかな瞬間の違和感を感じ取ってアワセが必要な、カワハギ釣りに負けず劣らずテクニカルな釣りではないでしょうか。
船のウマズラハギ釣りのロッド
船のウマヅラハギのタックルは、基本的にベイトタックルで臨みます。
仕掛けの回収や魚の取り込みを考えると、仕掛けの長さにあった全長のベイトロッドを使うのがベスト。
また、ロッドティップにでる微妙なアタリがわかるロッドが必須。
ウマズラハギの専用ロッドもあるようですが、もちろん持ってないので代用できるロッドがないかなと探して、
とりあえず、同じハゲ繋がりでカワハギロッドをチョイス。
あとは、タチウオテンヤのロッドも代用できるようです。
私のカワハギロッドは、9:1の先調子すぎて少々硬いので、もう少し柔らかい7:3ぐらいの調子のロッドが向いているように感じました。
ウマズラハギのアタリは取れることも多いのでしょうが、ベリーが硬すぎて少し弾いてしまっているような気がしました。
船中の玄人の方の中では、2.5mを超えるロッドで胴付き6本針のツワモノな方もいらっしゃいました。
やはり宙の釣りなので、針の数が多いと幅広くタナを探れる方が有利なのかもしれません。
理想はウマヅラハギ専用ロッドなのでしょうが、使用する30号の錘に対応していて、ティップが柔らかくベリーに粘りがあり、バットがしっかりしている船竿なら対応できると思います。
ただ、全長は2m前後が扱いやすく、仕掛けの長さにも対応できるのでオススメです。
【船のウマヅラハギ釣りに向いているロッドの特長】
・ベイトロッド
・ソリッドなどの感度が高いティップ
・ベリーに粘りがある7:3 調子
・全長2〜2.5m前後
↓1万円未満とお求めやすく、ウマヅラハギ専用設計の良さげなロッド。
●タカミヤ 伝衛門丸 舷天(げんてん) UMADURA-SP 270
↓2.5mほどの全長のロッドだと5本鈎仕掛けでも楽ちん。3万円を超えてしまうハイエンドモデル。
●がま船 うまづらはぎ SV (ウマヅラハギ)
↓様々な船釣りに対応する万能ロッド、ウマヅラハギ釣りにもイイ感じ!
私はこのロッドを買っちゃいました。
●シマノ ライトゲームCI4+モデラート73H255
↓瀬戸内のウマヅラハギ釣りに対応した専用ロッド
●ダイワ 瀬戸内 ウマヅラ 205M
船のウマズラハギ釣りのリール
カワハギ釣りではカウンター機能が無くても、底を感じながらの宙の釣りなので特に不便は感じません。
しかし、ウマヅラハギ釣りは、船長の指示棚を探る宙の釣り(中層の釣り)なので、カウンター機能付きのベイトリールが非常に便利です。
カウンターがなくても、ベイトリールの1回転の糸巻き量を把握して、巻き回数でカウントする方法でも対応できるので、カウンター機能が必須ではありません。
使用したのは、シマノ グラップラー CT151HG。
カワハギ釣りと同様、エサが知らぬ間に取られていることが多く、頻繁にエサの確認のために回収作業をするので、ギア比がハイギアのベイトリールが好ましいと思います。
【ウマヅラハギ釣りに向いているリールの特長】
・ベイトリール
・カウンター機能付き
・ハイギア
●シマノ ‘16 グラップラー CT 151HG 左
ラインは、PE1号前後を100m巻いておれば十分対応できます。
船のウマズラハギ釣りの仕掛け(胴付き仕掛け)
明石の船宿、鍵庄さんでは胴つき仕掛けで狙います。
市販のウマヅラハギ仕掛けは、胴付きの4本鈎仕掛けが基本。
5本鈎、6本鈎と、上達度とロッドの長さで選ぶと良いと思いますが、初心者は確実に4本鈎の胴付き仕掛けが扱いやすいのでオススメです。
釣具屋さんで、船のウマヅラハギ釣り専用仕掛けがたまたま売っていなかったので、自分で自作しました。
5本鈎、6本鈎の胴付き仕掛けも自作かも。
船のウマズラハギ釣りの仕掛けを自作(胴付き仕掛け)
【胴付き仕掛けの自作に必要なもの】
・幹糸用に4号のフロロライン
・ヨリモドシ
・枝鈎用の楽々HDビーズ
【胴付き仕掛け作り方】
胴付き仕掛けの自作は、ヨリモドシと楽々HDビーズ、楽々HDビーズと楽々HDビーズとの間を全て40cmで作ります。
①幹糸を切らずに、ラインを引っ張り出した状態で、枝鈎用の楽々HDビーズを必要個数通す。
②ラインの端にヨリモドシを結ぶ。
③ヨリモドシから40cmの間隔で8の字結び(エイトノット)でコブを作る。
④枝鈎用の楽々HDビーズ1つを先ほど作ったコブにあて、回転ビーズのすぐ下にもう一つコブを作る。
⑤この作業を40cm間隔で行い、最後、楽々HDビーズから40cmの間隔をとってヨリモドシを結び完成。
⦅追記⦆
※回転ビーズでも良いですが、仕掛けを自作していくうちに『シマノ 楽々HDビーズ』が朝の出船直後の暗闇でもハリスをセットしやすくて便利でした。回転ビーズより少しお高いですがこちらもオススメです。
●シマノ 楽々HDビーズ 12個入
●シマノ 楽々HDビーズ 48個入
●ささめ針 スーパー回転ビーズ 徳用 M 透明
船のウマズラハギ釣りの仕掛け(鈎とエダス)
ハリスと鈎との結束は、外掛け結びでも内掛け結びでも、どちらでも良いと思います。
明石のウマヅラハギの仕掛けでは、エダスは15cmぐらい。
なので、30cmほどの長さのエダスを用意しておけば問題ないでしょう。
⦅追記⦆
※『がまかつ ハゲ鈎』を当初使ってみたのですが、大型のウマズラハギでは折れてしまうこともしばしばあり、太軸のカワハギ王が折れることなくキャッチできるのでカワハギ王がオススメです。
【鈎とエダスの自作に必要なもの】
・エダス用に3号のフロロまたはエステルライン
・ハゲ鈎7〜8号前後
●がまかつ カワハギ王 7号
●ハヤブサ ウマヅラハギ仕掛 5本鈎
船のウマズラハギ釣りのエサの準備
ウマヅラハギ釣りのエサの海エビは、明石の鍵庄さんの場合は船宿さんが用意してくれています。
現在は、エサの高騰のため300円のエサ代が必要でした。
乗船後、海エビが配られるので、ハサミなどで2〜3個に切り分けます。
そのとき、頭と尻尾は外しておきます。
大きい海エビだと3つ、それ以外は2つぐらいに切り分けていきます。
カワハギ釣りと同様、非常に餌を取るのが上手なので、配られた海エビ全てを仕込んでおいても足らないくらいでした。
ほんま、知らん間に奪われてるんですよね〜
【ウマズラハギのエサの準備に必要なもの】
・海エビ
・ハサミ
・仕込んだエサを入れておくタッパーなど
船のウマズラハギ釣りの釣り方
ベタ底の釣りではなく、船長の指示タナにもよりますが、底から2〜5m、時には10m仕掛けを上げてウマヅラハギを狙う宙の釣りです。
基本的には岩礁の上の中層や、駆け上がった岩礁の上に活性の高い個体が多くいるようです。
気づかないうちにエサが取られてしまっていることも多いのですが、中にはググッと明確に引ったくっていくウマヅラハギもいます。
【エサの付け方】
針先が出るか出ないかぐらいで、海エビの切り身をつけます。
フォール中に食べられてしまっていることも多く、アタリがなかなか出なかったら、一度回収してエサの確認が必要です。
【誘い方】
①着底後、すぐに船長の指示タナまで巻き上げてステイ
②何も感じなければ、ゆっくりと竿をしゃくりあげてアタリをききます(誘いにもなる)
③再度、何も感じなければゆっくりと竿を振り上げた分を元に戻す
④ステイでアタリを待つ
こんな流れでした。
状況にもよるのですが、動かさずロングステイしている方がアタリが出る時間帯もあり、ロングステイとゆっくりとした誘いを使い分けると良いかもしれません。
アタリがあると素早くフッキングさせて、あとはバレないように急がず慌てずゆっくり回収します。
慌てて素早く回収するとバレることが多いようです。
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