こんにちは。
ヤエンを始めてまだ2年ほどなので、ヤエンの難しさを思い知らされることが多く、益々どっぷりはまってしまっています(笑)
ヤエンと言えば、ピトンを立てて、竿受けにロッドを置いて、アオリイカのあたりを待つというイメージなのですが、そんなヤエンで手持ちスタイルのヤエン釣法というものがあります。
そういえば、今年の春イカの筏でのヤエンで、ホンダワラなどの海藻にアジが突っ込んでいってしまい、手持ちでアジをコントロールしながらアオリイカを狙っていましたね〜
↓手持ちヤエンで大型春イカ攻略!?
手持ちのメリットとしては、思うように?アジを泳がせて、よりアオリイカのアタリを多くだし、アオリイカを1パイでも多く取るように攻めることができるというところでしょうか。
そんな攻めの手持ちスタイルのヤエン釣りで、広く愛用されているのが、リバーブレーキのスピニングリール。
その中でも、ヤエン専用に開発されたレバーブレーキリールが、ダイワから今年(2019年)の4月に発売された19バトルゲームLBQD。
来年の春の大型アオリイカには手持ちスタイルで!
っということで、ヤエン用にレバーブレーキリール、ダイワ 19バトルゲーム LBQDを買っちゃいました!
リバーブレーキリールとは?
レバーブレーキリールといえば、フカセ釣りなどの磯釣りのイメージがあると思うのですが、フカセ釣りをしたことがなくて今までレバーブレーキリールにはご縁がありませんでした。
レバーブレーキリールの大きな特徴としては、引きが強い魚などの強烈で急な動きに対して、ラインの出し入れをロッドを握る片手だけで瞬時に操作できることが大きな特徴。
ラインを送り出す際にベールをあげること無く、ローターを逆回転させることでラインを放出することができ、素早い動きでラインの出す動作と巻く動作が調整ができます。
なぜ手持ちスタイルでヤエン?
手持ちスタイルのヤエンは、アジを自分の思うポイントに送り込むことが可能になり、常にアジの状態とアジの泳いでいる場所を把握できます。
アジの泳ぎを上手くコントロールすることで、置き竿スタイルよりアオリイカに出会うチャンスが増えることが最大のメリット。
置き竿にしていると、いつの間にかアジが足元に帰ってきていることもしばしばなので、手持ちスタイルでアジの状況を常に把握していることは、釣果アップに必ず繋がると思います。
また、春の大型アオリイカの時は産卵を意識しており、ホンダワラなどの海藻が多く生えているポイントを責めることがほとんど。
そんな時に、アジがホンダワラに突っ込んでしまわないようにコントロールするためにも手持ちが必須。
って、手持ちしててもホンダワラになんども突っ込まれていましたが…(笑)
手持ちのヤエンでのレバーブレーキリールのメリット
アオリイカの手持ちスタイルでのヤエンにおいて、レバーブレーキリールが非常にマッチしていて、そのメリットはこんな感じでしょうか。
①片手でラインのクラッチ操作ができることで、ハンドルから手を離すこと無く、ラインを出す動作と巻く動作をすることができ、より繊細なやりとりが求められるヤエン釣りにぴったり。
②ドラグのみで調整していたラインの放出量を、レバードラグのリールではそのドラグ調整に加えて、ハンドルを逆回転させる操作でもライン放出量を直接調整できるので、アオリイカに違和感を与えにくい。
③ローターを逆回転させてラインが放出されることで、糸よれが通常に比べて少なく、ロッドの穂先での糸絡みが激減し、ヤエンを取り付ける動作の時にライントラブルを防ぐことができる。
これらのメリットは、ちょっとした違和感でアジを離してしまう春の大型アオリイカなどのヤエン釣りにおいて、大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。
バトルゲームLBQDはヤエン専用のレバーブレーキリール
バトルゲームLBQDは、2019年4月にデビューしたダイワのヤエンに特化したレバーブレーキリールです。
レバーブレーキに加え、クイックドラグ、ダブルハンドル、ギア比5.3、LC-ABSスプールなど、オカサンヤエンの岡啓太郎氏とダイワがヤエン釣りにこだわって開発されたスピニングリール。
LBQDのLBはレバーブレーキの略、QDはクイックドラグの略。
ブレーキレバーは魔法の杖
バトルゲームLBQDのブレーキレバー部分はリールの付け根にあり、人差し指と中指で操作をします。
ブレーキレバーでストッパーをオン・オフにすることで、ローターの順回転、逆回転をコントロールしてラインの出し入れを調整します。
人差し指一つでラインの出し入れを自由にコントロールできる、まさに魔法の杖のようですね。
①ストッパーONの状態
ブレーキレバーがスプール側にある状態がストッパーONの状態で、ローターが逆回転しない通常の状態。
②ストッパーOFF
ブレーキレバーを人差し指でカチッと手前に引くとストッパーがOFFになり、ローターが逆回転できるようになります。
ストッパーOFFの状態で、手持ちスタイルでのヤエン釣りを行います。
③ブレーキON
ブレーキレバーをさらに手前に引くと、ローターの逆回転を止めることができます。
ブレーキの遊びは少なく、よく効く車のブレーキみたいな感覚です。
アジやアオリイカによってローターが逆回転してラインが放出されている状態を制限できるブレーキ。
ブレーキは最大10kgの負荷まで対応。
まだまだ使いこなせていないのですが、ブレーキとハンドル操作で絶妙なラインコントロールが行えます。
④ストッパーON
中指でブレーキレバーをスプール側へカチッと音がするまで押すと、ローターが逆回転しない状態に戻せます。
実際、ロッドに取り付けた状態では、人差し指が入るスペースがないので、中指で押すのが便利です。
便利すぎるクイックドラグ
このクイックドラグを初めて使ったのですが、キャスティング時など、ドラグテンションが欲しい時に、半回転まわすだけでしっかりドラグがかかる優れものなんです!
少し疲れたなぁーという時の起き竿スタイルのヤエンにも、このクイックドラグがあるので十分対応できます。
アオリスタBBのファイティングレバー(リアドラグにあるレバー)のような使い方ができるので、このクイックドラグもめちゃ便利で良いですね。
クイックドラグは最大8kgの負荷まで対応。
トラブルフリーのLC-ABSスプール
ダイワが60周年を迎え、LT(Light&Tough)コンセプトを基に一新された最新スプール。
LC-ABSのLCは、ロングキャストの略。
スプールエッジの形状を見直して、バックラッシュなどのライントラブルが起きにくくスムーズなラインの放出を目指して開発されたABSスプールを、更にキャスト性能をアップさせたロングキャストモデル。
ダブルハンドルの恩恵は大きい
バトルゲームLBQDは、ダブルハンドルが標準装備。
ダブルハンドルのメリットは、想像以上に大きいのかも。
①ハンドルが勝手に回らず、どの位置でも止まる
ローターフリーの状態で、ローターが逆回転でラインが引っ張り出されていても、シングルハンドルのように重心の偏りがないので、ハンドルがどの位置でも止まります。このことは、スプールから必要以上にラインが放出されることを防ぎ、ライントラブルの軽減につながります。
②ローター逆転時のハンドル回転のブレが小さい
特に春の大型アオリイカは、ちょっとした違和感ですぐにアジを離してしまいます。いかにアオリイカに気づかれないように寄せてくるか、アジを食わし続けるかが、非常に大切なアオリイカのヤエン釣りにおいて、少しの違和感をも排除できるダブルハンドルの恩恵は大きいのかもしれません。
って、腕がまっだまだなので恩恵も関係ないかもですが(笑)
ギア比5.3には訳がある
春の2kg超えのアオリイカはかなりの引きのはず…体験したことないけど(笑)
そんな大型アオリイカのパワフルな引きや重量感でも、ゆとりを持ってリーリングができるローギアが適しているとのこと。
確かに、カワハギ釣りのように回収作業時間を少しでも短縮して手返しよくする必要がある釣りなどはハイギアが有効ですが、ヤエンのような釣りにはハイギアが必要ないですよね。
アジも早いスピードで回収すると弱ってしまうし、
そもそも、
アオリイカが抱いているときも、ゆ〜っくり、そーっと寄せてくるので、パワー重視のギア比の方が適しているのでしょう。
バトルゲームLBQDのスペック
バトルゲームLBQDは、ダブルハンドルやブレーキレバーなどの装備がついていることで、自重280gと少しだけ重め。
ちなみに、釣友がヤエン釣りに使用しているレバーブレーキリールのシマノ 16デスピナ C3000DXGは260gで、比較するとバトルゲームLBQDの方が20g重い(ダブルハンドル分かな?)。
バトルゲーム LBQD
品名 | 巻取り長さ (cm/ハンドル 1回転) | ギア比 | 自重 (g) | 最大 ドラグ力 (kg) | ナイロン (号-m) | PE (号-m) | ベアリング ボール | メーカー 希望本体 価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LBQD | 79 | 5.3 | 280 | 8 | 2-150 3-100 | 1-200 1.5-150 | 7 | 40,000 |
バトルゲームLBQDでヤエンをもっと楽しく!
今年の春イカでは1.8kgのアオリイカを釣ることができたので、来年の春イカシーズンでは、夢の3kgを目指したいですね。
もちろん、バトルゲームLBQDを使うことで、ますますエキサイティングでファンタスティックなヤエンになること間違いなし!?
早く来んかなぁ〜そんな瞬間(笑)
●ダイワ 19バトルゲームLBQD