こんにちは。
2月の3連休最終日に、徳島県鳴門市堂浦の屋形(屋根つきイカダ)へカレイ釣りに行ってきました。
この筏でのカレイ釣りのシーズンは、例年5月のゴールデンウィークぐらいまで楽しめます。
屋形に渡していただく船宿さんは、いつもお世話になっている中野一渡船さん。
船長は大変親切で優しくて、わからない事など(釣り方やポイント)丁寧に教えてくれます。
船宿のお母さんも明るく素敵な方で、初めて利用する釣り人も安心して釣りができるオススメの船宿さんです。
屋形への渡船料金は4,000円。
屋形は、筏に屋根がついており、風除けのシートもあるので海上でも比較的快適に過ごせます。今日みたいな小雨で風がない日でも、雨宿りしながら釣りができるのでボチョボチョになることもなく、あまり雨は気になりません。足元は流石にビチャビチャなので、寝転ぶことは厳しいですが…
実は連休初日に、釣友Hさんと2人で伊勢の筏へヤエンで春イカ(アオリイカ)を狙いにいく予定だったのですが、私の急な発熱でドタキャンしてしまい釣りに行けなかったのですが、翌日の昼過ぎに少し体調が回復すると我慢できずに鳴門まできちゃいました。
釣友Hさん、ホントにごめんなさい!
春イカにするか迷ったのですが、春イカよりカレイの調子が良いみたいだったので、1年ぶりの堂浦の内の海。
前日までの釣果情報では、カレイが4〜5枚上がっており、期待大!
3連休最終日なのですが、天候が昼過ぎまで小雨とあいにくの天気もあって、なんと朝一のお客さんは私1人だけ。
周辺のカレイを独り占めできますね〜(笑)
堂浦の筏でのカレイ釣り
カレイ釣りといえば、サーフや堤防(陸)からの投げ釣りを想像しません?
私は初めて筏でのカレイ釣りを誘っていただいた時に、この筏でのカレイ釣りが全くイメージできませんでした。
投げ釣りとは違い、筏でのカレイ釣りはタックルなどのハードルが低めで、誰もが比較的簡単にカレイを釣り上げることができる家族連れにもオススメな釣りです。
屋形が設置されているポイントは、波も比較的穏やかな内の海なので、揺れることもほとんどなく船酔いの心配もありません。
その時その時で釣れているポイントを船長と相談して、渡してもらう屋形を決めます。
前日までの釣果が良かったAゾーンの2番の屋形にしました。
黄色で塗りつぶされている2番、3番、13番は、筏が2つ連結されて広々しているので、グループなどの複数人で釣りをするのにオススメです。
カレイ釣りのタックル
この筏でのカレイ釣りのタックルは、なんでも大丈夫です(笑)
釣りやすさで言うと、2〜4mぐらいまでの堤防でサビキ釣りで使うような2号前後の竿がオススメですね。
仕掛けを足元に落としたり、ちょい投げ程度しかしないので、お持ちのタックルでカレイが釣れちゃいます。
なので、リールも2〜3号ぐらい(極端に細すぎなければ…)のナイロンラインなどを巻いている普通のリールでオケ。
あとは、そのタックルを持ってるだけ釣り場に持っていき、1本でも多く竿を出すのがポイント。
常連さんの中には、1人で10本ほど竿を出す方も珍しくないので、可能な限り多くの竿を準備することをオススメします。
10本竿を出すと、間違いなくとんでもなく忙しい1日になりますけど…(笑)
でも、エサの付け替えや誘いなど、想像以上にチョー多忙な1日になることを覚悟しないといけないのですが(笑)
ちなみに、この日はタックルを6本準備してカレイ釣りをしたのですが、6本のタックルでもしゃがんだり立ったりを1日中繰り返すので、翌日は足がパンパンです…(涙)
●筏でのカレイ釣りのタックル
ロッド:2〜4mで2号前後の竿
(サビキ釣りに使うような竿でO.K.)
リール:一般的なサイズのリール
(サビキ釣りに使うようなリールでO.K.)
タックル数:最低でも4本以上用意する
カレイ釣りの仕掛け
カレイ釣り専用針
筏でのカレイ釣りも投げ釣り用のカレイ仕掛けを使います。
この時期のカレイは、針のサイズ10〜12号を使います。
内の海でこの時期に釣れるカレイは比較的良型も多いので、あまり小さい針を使うとフッキング時にすっぽ抜けしてしまうことがあるので、小さい針はオススメできません。
その時に釣れるカレイのサイズで針の大きさを調整してください。
3本仕掛けもありますが、エサの付け替えの効率を考えると2本仕掛けをオススメします。
1匹のカレイが2本仕掛けを全て食べてしまっているということも珍しくなく、逆に2本針に2匹のカレイが釣れた経験は1度もないので、アピール度も2本仕掛けで十分です。
●筏でのカレイ釣りの仕掛け
仕掛け:投げ釣り用のカレイ2本針仕掛け
ささめ針 アイナメカレイ赤鈎3セット
天秤、カゴ、オモリ
天秤仕掛けにします。
カゴは撒き餌を入れる為に、天秤とオモリの間に取り付けます。
天秤 → カゴ → オモリ の順
オモリは、潮の加減によりますが、10〜16号ぐらいまでを用意しておけば問題ないです。
●筏でのカレイ釣りの天秤、カゴ、オモリ
天秤:L型天秤
撒き餌用カゴ:ステンアンドン
オモリ:10〜16号
カレイ釣りのエサ
カレイ釣りに使うエサは虫餌としてポピュラーなアオイソメ。
今回は6本のタックルで、朝6時から夕方4時までの釣行なので、2,000円分のアオイソメを準備。
針への付け方は、基本的に1匹のアオイソメをそのまま切らずに頭から針につけます。
アオイソメを1本の針に複数匹つけるフサがけをすることもあります。
また投げ釣りでは、アオイソメ(動きでアピール)にマムシ(匂いでアピール)をよく使いますが、この筏のカレイ釣りではマムシの値段も高いこともあって、使っている釣人は多くないと思います。
その代わり、カレイ専用の撒き餌を使ってカレイにアピールして、カレイを仕掛けまで誘導します。
このカレイ専用撒き餌は、絶対あった方が良いと思います。
必須アイテムです!!
カレイ専用撒き餌を使ったときと使わなかった時の釣果に、差が出ることが多いと思います。
暇があったら、ニギニギ握ってます。
このニギニギ握る作業、握力がそのうち限界に達します…
●筏でのカレイ釣りのエサ
エサ:アオイソメ 1,500〜2,000円分
撒き餌:カレイ専用撒き餌 1袋分
あれば便利グッズ:イソメの友
(エサのアオイソメが掴みやすくなります)
カレイ釣りの誘いとアワセ、取り込み
筏でのカレイ釣りはいたってシンプル。
仕掛けをセットしてエサや撒き餌の準備ができたら、真下に落とすか軽くチョイ投げするだけ。
たまに竿を上下させてアオイソメを動かしたり(誘い)、撒き餌を拡散させたりして、カレイを誘います。
この、誘いが重要で、エサをつけて掘り込んで放ったらかしにしないで、小まめに誘いをするのがポイント。
ただ、複数本のタックルを出していると、最後のタックルのセットが完了した頃合いに、はじめに出したタックルのチェックを行うとちょうど良さげだったりするので、常にどこかの竿のエサや撒き餌の状態を確認して、必要であれば付け替えたりしているので、のんびり〜という訳にもいかず割と忙しかったりします(笑)
あと、カレイからのアタリは出たり出なかったりします。
アタリが全く出ることなくカレイが食いついている、ということがよくあるので、誘いの時や回収の時にカレイが食いついていないかどうか、必ずききアワセをして確かめて、重みを感じたら迷うことなくアワセを入れて、しっかりとフッキングする必要があります。
カレイはよく取り込み時にすっぽ抜けすることも多くあるので、しっかりとフッキングさせて、なおかつタモで慎重に取り込みをすることをオススメします。
●筏でのカレイ釣りの誘いとアワセ、取り込み
誘い:たまに竿を上下させてアオイソメを動かしたり、撒き餌を拡散させたりする。
アワセ:ききアワセをしながら、重みを感じたらしっかりとアワセてフッキングさせる。
取り込み:すっぽ抜けることがあるので、タモで慎重に取り込む。
カレイ釣りの釣果は?
日の出前の真っ暗な時間帯の朝6時前に出船し、屋形に渡してくれます。
今までの経験上、カレイの時合があるようなのですが、朝一はカレイの活性も高いようでチャンスタイムなので、準備を完了したタックルからどんどん海へ仕掛けを投入していきます。
全てのタックルの仕掛けの投入が完了したので、はじめのタックルから誘いとききアワセしていきます〜
何かが食ってる感じがするけど、軽い…
次の竿も何かが食っているが、軽い…
しまいには、ヒトデでも魚でもない違和感…!?
終始ヒトデに悩まされながらも、本命カレイは姿をなかなか見せてくれませんね〜
イイダコと写真撮影会をして楽しんでいると、
“バタバタバタ!!”
っと、竿先に大きなアタリが!!
カレイっぽい!!!
でも、喰わせて飲ませてからのフッキングでも大丈夫なので、落ち着いてイイダコの針を外してスカリに入れて、あたりのあった竿を大きくアワセてフッキング!!
この重量感はカレイだぁ!!
って、何か障害物に絡まってる感じがする…
…
…
魚ごと根掛かり…
…涙
どうしようもなく仕掛けを切って終了。
待望のカレイからのアタリだったので、障害物に絡んでしまう前にアワセをして取り込んでけば良かった…
こんなこともあるのが釣り。
なので、気分を持ち直して仕掛けをセットし投入。
残りの竿もチェックしていくと…
全くアタリも何も出ていなかった竿に、重量感が!!!
大きくアワセて見事フッキング!
魚の引きの強さから、そこそこのサイズっぽい。
なかなか浮いてこないで、ドラグが軽くでる場面も。
慎重にやりとりして、なんとかネットイン!!
待望のグッドサイズのカレイに大満足〜
しかしその後は、カレイからの音沙汰はなく、小魚たちと戯れて納竿となりました。
最終釣果は、
カレイ1、
ガシラ1(リリース)、
メバル1(リリース)、
ハゼ2(リリース)、
セイゴ1(リリース)、
イイダコ1
とカレイはもう少し釣りたかったのですが、まあまあ賑やかな感じでした。
恐ろしく美味いカレイ!!
カレイ釣りの楽しみは、なんと言ってもカレイの刺身にカレイの昆布締め♪
魚の臭みも一切なく、旨みと甘みのハーモニーが口の中でえらいことになります(笑)
カレイの刺身はこんな感じ〜
包丁で削ぎ落とした皮が勿体無いので、バーナーで炙ると…
カレイのアラで潮汁を作りましょ〜〜
次の日はカレイの昆布締め!
イイダコは…
激ウマ食材を仕入れに、皆さんも手軽なカレイ釣りに行ってみませんか?
今シーズン中にあと数回は、カレイ釣りに行きたいなぁ〜〜
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