こんにちは。
いよいよイカメタルがシーズンインした7月初旬、日本海へイカメタルに行ってきました。
イカメタルとは
イカメタルとは、金属でできた鉛スッテというルアーを使用して、主にケンサキイカやスルメイカ、ヤリイカなどの筒イカを狙う非常にゲーム性の高いルアーフィシングです。
イカからのあたりを合わせて「掛ける」が醍醐味で、掛けた瞬間がたまらない釣りです♪
イカ類は、大きく筒イカ類と甲イカ類に分けられます。
筒イカはなじみのあるアオリイカ、ケンサキイカなどで、甲イカ類はコウイカやカミナリイカなどがあげられます。
魚の呼び名もそうですが、ケンサキイカもその地方によって呼び名が変わるので、一瞬「えっ!?」て感じることがありますよね。
ここ関西でも日本海側では「シロイカ」、和歌山方面では「アカイカ」、関西全般では「マイカ」と呼ばれていたりします。
その正体は、すべて「ケンサキイカ」なんです~
遠征に行った先の船長が、良く知っている魚を聞いたことがない名前で言っているのを聞くと、「へぇ~~」ですよね。
みなさんもそんな経験ありませんか?
ジギング船アルバトロス
今回、イカメタルで出船してくださる船は、京都丹後の網野から出船しているアルバトロスさんです。
アルバトロスさんは、何度かジギングでお世話になっている馴染みのあるジギング船です。
日本海のジギング船は、イカメタルの時期である6月下旬から8月のお盆ぐらいまでの間、夕方から0時前後までのイカメタル便が出ています。
アルバトロスさんにイカメタルで乗るのが初めてなこともあり、新鮮な気持ちでで自然と気合が入ります!
出船時間が17時30分、終了が0時と実釣がだいたい5時間半から6時間弱ぐらい。
料金は、バケツ1杯の氷がついて10,000円(ただしポイントカードへのハンコ押印はありません。)とリーズナブルなのも魅力ですよね。
イカメタルは、自宅をお昼ごろにゆっくり出発して、夕方ごろ港につけばよいので、午前中に仕事をしてからイカメタル!!みたいなことをして遊べるのも良いですよね。
ただし、私の場合は翌日も仕事のパターンが多いので、ほぼ記憶のないままフラフラな状態で仕事をしているのですが(笑)
釣り座の確保は、アルバトロスさんの場合はジギングのときと同じで先着順でした。
到着後、まずはロッドと結束バンドで釣り座の確保をします。
今回は左舷のトモ寄りの胴で、比較的スペースもゆったりです。
釣り座を確保したら、出船時間までゆっくり準備したり腹ごしらえしたり、イメージトレーニングしたり...
いちばんワクワク妄想タイムですね♪
もっとも幸せな時間かもしれませんね(笑)
イカメタル、実釣開始
予定通り17時30分に出船、ポイントは久美浜沖でした。
網野からは30分かからないぐらの移動時間であっという間に到着です。
すでに数艇、アンカリングして釣りをはじめていました。
船長の合図でイカメタル開始!!
底まで50m前後。
潮もまあまあ穏やか、波もほぼないベタ凪状態で絶好のイカメタル日和です。
まずは、ダイワ エメラルダスイカメタルスッテTG(タングステン) 20号 赤緑に、ドロッパーは墨族 スミゾクスッテ目玉付 赤白をチョイス。
日の入り前は底付近を重点的に探ります。
私の場合、5mごとに探るタナを変えてイカのいる層を探します。
この日は、底から中層まで探るもまったくあたりが取れません。
日の入りまでの1時間ちょっと、船中ノーヒットと少し厳しい時間が続き、今日はイカの活性があかん日に来てもうたんちゃうかと不安がよぎります...
そう、恐怖の釣りあるあるの「昨日まではめっちゃよかってんけどなぁ~」です(笑)
日の入り後、本番!!
日の入り後、うす暗くなってきた頃合いにぽつぽつあたりが出始めました!
反対側の右舷胴の方がヒットしていたので直ぐさまヒットレンジを聞くと、タナは20m前後とやや浅めのタナ。
鉛スッテ20号を使用して底を中心に探っていたので、すぐにシマノ セフィア コロコロスッテ 15号 赤緑にチェンジ!!
ドロッパーは変更せずそのまま墨族の浮スッテをつけたままイカのあたりを探ります。
すると竿先に微妙に入り込むようなムズムズとしたあたり♪
すかさずあわせます。。。
この瞬間がイカメタルの醍醐味ですね~
少し小さいケンサキイカがあがってきました。
とりあえず本日の1杯目!
イカの顔を見てひと安心です~~
このあと20m、15m、底付近とレンジ(タナ)がころころ変わりますが、手のひらサイズからペットボトル大までのケンサキイカがぽつぽつヒットしてきます。
テンポよくケンサキイカがのってきます♪
少しあたりが薄くなってきたタイミングで、中錘のエギングにチェンジして再度サイズアップを狙います。
使用するエギは、ヨーヅリ(YO-ZURI) アオリーQ ⒉0号 ブルー夜光レッドグリーン。中錘にハリミツ 墨族スカッドシンカー 15号。この中錘はボートエギング専用に設計されたシンカーで、水切りもよく軽やかにシャクれます。
底を取り丁寧にレンジを探ってくると、底から10mほど巻きあげた付近でしっかりとしたあたりがでました。あがってきたのはビール瓶サイズのまあまあなケンサキイカくんでした。
ここから鉛スッテや中錘エギを使い分けながらコンスタントにイカのあたりを取ることができました。ちなみに潮がやや緩いこともあったので、鉛スッテは10~12号、中錘は15号(15号より軽い中錘を持っていなかったのでホントはもっと軽くても大丈夫そうでした)を使用していました。
のりのりタイムは少し短かった気がしますが、それでも1時間弱は楽しめたように感じました。
気づけばあっという間に時間が経っていて、「えっ!? もう終わり!?」って感じ。
それだけ楽しめたら、イカメタルにどっぷりはまっている証拠ですよね!
ドロッパーについて
今回は、ドロッパーでイカのあたりに少し差があったように感じました。
普段よく使っているドロッパーは墨族のスミゾクスッテ目玉付。
このスッテは、鉛スッテを使ったイカメタルの釣りとは異なり、30号から70号の錘を一番下につけてエダスに浮スッテ5~8本をつけた浮スッテの仕掛けでよく釣れた、私の中で信頼できる浮スッテの一つです。
しかし、今回はイカのご機嫌とあわなかったのか、いまひとつな感じでした。
そこで今回初めてヤマシタ 水平ドロッパー70を使ってみました。
このドロッパーに代えたタイミングでイカからのあたりが増えたように感じました。
“イカが抱きやすい水平姿勢でイカを乗せる!イカメタル専用ドロッパー”とのことなので、水平姿勢を保ったままフォールするドロッパーがこの日のイカの活性にあっていたのかもしれません。
また、ドロッパーに2号のエギを使用しても反応は良かったです。
カラーチェンジ後にすぐあたりがあったりと、カラーやシルエットなどを変化させていくという要素もイカメタルにおいて重要なのでしょうね。。。
タナの重要性について
イカメタルにおいて攻めるレンジ(タナ)が非常に重要だと感じた釣行でした。
イカの活性がそれほど高くない今日みたいな日は、イカの群れが大きくない(イカの量が少ない)のか、レンジが安定しないことがあります。
水面から20mの表層付近であたりが出ていたかと思うと、少しあたりが遠のき、底付近や底から10m付近にあたりがでたりなど、ころころとヒットレンジが変化します。
そんな時は、素早くヒットレンジを探し出してそのレンジを攻める必要があります。
いま自分がどのレンジを攻めているかを0.1m単位で把握できるカウンターリールは、このイカメタルの釣りでは大きなアドバンテージになります。
10mごとに色が変わるPEラインでもあるの程度のレンジ把握は可能ですが、カウンターリールは色を覚えたり数えたりする煩わしさから解放されますのでぜひおススメです!
右利きの私は、イカメタルのアクションやあわせなどを利き手の右手で行いたいので、今回の釣行用に左ハンドルのカウンターリールを購入しました。
もう一つのカウンターリールは右ハンドルなのですが、左ハンドルのリールはさらに細かいアクションがしやすく快適でした。
ちなみに、シマノから出ているイカメタルに最適なカウンターリールで、同じような価格帯で購入できるバルケッタとグラップラーのどちらにするか迷いましたが、ドラグが0.5kg強くボールベアリングの数も2個多いので、グラップラーを購入しました。
夢の3ケタ釣果を目指して、今シーズンもイカメタルにいっぱい行きたいなぁ♪