春と夏がベストシーズンのチニング。
都市部の河口付近などで、最近よくチニングのアングラーを見かけますよね。
どこでも身近にいるチヌ(黒鯛)をターゲットにしたルアーゲームのチニングが、ここ数年で再燃しているようです。
手軽にチニングにチャレンジしてみたので、その時のタックルやルアー・釣り方などを紹介します。
チニングの時期
チヌ(黒鯛)とキビレチヌを狙うシーズンは、釣り方の進化により1年中狙うことができるようになったチニングゲーム。
ベストシーズンは、春と夏。
水温の上がり出す春は、チヌの産卵時期でもあり、浅場に集まってきて捕食を積極的に始めるタイミングで、活性の高い個体を狙える時期です。
さらに、水温が上がった梅雨明けから夏にかけては、チヌにとって最も適した水温になり、高活性の個体を狙いやすくなり数釣りが楽しめます。
また、夏はポッパーやペンシルベイトなどのトップウォーターでチヌゲームを楽しめる唯一のタイミング。
なんと言っても、トップの釣りはテンション上がりますからね〜
チニングのタックル
チニングには、バスやエギングで使用しているタックルが流用できます。
どんな釣りでもそうですが、まずはやってみて…ってのが大事ですよね。
ロッド
スピニングでは、7.6ft前後、ミディアムライト(ML)、15gぐらいまでのルアーに対応できるロッドが、チニングに向いています。
ロッドの調子は、チヌのアタリを取りやすいロッドティップで、ベリーからバットにかけてはしっかりとフッキングができるファーストテーパーがおすすめ。
私はエギングロッドを流用しました。
ベイトロッドもスピニングと同じようなものでOK。
チニング専用のロッドも各メーカーから発売されています。
↓シマノ 2022年モデルのチニング専用ロッド。軽量で操作性と感度がハイレベルのロッド。
●シマノ 22 ブレニアス エクスチューン S72ML
リール
スピニングリールは2500番前後、ベイトリールは小型のものがチニングで使われています。
手返し重視で、スピニングもベイトもハイギアがオススメです。
●ダイワ 21 カルディアLT2500
ライン
メインラインはPEラインが基本になります。
メインライン
- スピニング : PE 0.6〜1.0号
- ベイト : PE 1.0〜1.5号
リーダー
- スピニング : フロロ 12lb(2号)
- ベイト : フロロ 16lb(3号)
フリーリグ(仕掛け)
夏場の日中のみトップゲームが楽しめるのですが、チニングといえばワームでボトムの釣りというイメージですよね。
テキサスリグ(ビフテキリグ)、フリーリグなどありますが、その中でも根掛りが少なめなのがフリーリグ。
ただ、操作感を重視するために、シンカーストッパーをシンカーのすぐ上に装着してシンカーの動きを制限します。
●アクティブ SS(シンカーストッパー) トーナメント M
シンカー
シンカーの重さは7gを基準にして、3.5g〜10g程度を用意すれば大丈夫。
できれば、高比重でシルエットが小さいタングステンシンカーが遠投性が高いのでオススメです。
●ダイワ(DAIWA) バザーズワームシンカーTG PROパック フリーリグSS 3/8oz
フック
フックはバス用のオフセットフック #1〜#2をワームの大きさによって使い分けます。
50cmを超えるチヌも掛かるので、軸は太めが良いと思います。
●バリバス(VARIVAS) オフセットマスター モンスタークラス #2
ワーム
チニングでは、おもにホッグ系のワームを使用します。
カラーは、派手目、地味目など最低でも3種類ほど用意しておけば、状況に応じてローテンションができるのでオススメ。
チニングをはじめるために購入したのは、
●ダイワ(Daiwa )シルバーウルフ アーバンクローラー 2.5インチ グリパンオレンジ
●ケイテック(KEITECH) クレイジーフラッパー 2.8インチ エビミソレッドコパー
●ケイテック(KEITECH) リトルスパイダー 3インチ スカッパノン
釣り方
チニングの釣り方の基本は、タダ巻き(ズル引き)とボトムバンプ。
夏の高活性のチヌを狙う場合は、タダ巻きで底を感じながらズル引きして広範囲に探るのが◎。
あとは、アタリのあった場所など集中的に狭い範囲で狙いたい場合は、ボトムバンプしてハイアピールで狙うのも良いです。
タダ巻きもボトムバンプもしっかりと底を感じながら行うのが重要です。
チニングをはじめよう!
生活圏エリアの河口やベイエリアで気軽にできるチニング。
時には50cmオーバーの“としなし”もヒットすることもあり、強烈な引きがすぐそこのフィールドで楽しめることが魅力的ですよね。
仕事帰りにちょっとチニングってのもおつですね。