こんにちは。
8月といえば夏休み!
夏休みは子供だけのものではないっ!!
ということで夏休みアクティビティ①として、大人も子供も一緒に楽しめるアクティビティを体験してきましたのでご紹介します。
それは、シーカヤックです!!
シーカヤックフィッシングをしてみたいなぁ~と思っていたので、息子と息子の友達を連れて挑戦してきました。
このシーカヤック、想像以上に楽しい最高のアクティビティですよ~
シーカヤックとは
シーカヤックとは、カヌーの1種です。
デッキが塞がった船体形状をしているカヌーやシットオンと呼ばれる座るタイプのカヌーで、両サイドに水をかくためのパドルがついたダブルブレードパドルを使って漕ぐものをカヤックとよぶそうです。
そのカヤックの中でも海で使うものがシーカヤックです。
シーカヤックは、広く世界中で楽しまれている手軽な海上移動手段で、必要最低限の道具や食料、水分を積みこんで、海上バックパッカーとなって海旅を楽しむ手段としてシーカヤックはもってこいですね。
瀬戸内や入り組んだ湾内などの穏やかな海で、海面と一体となって潮風や潮のにおいを全身で感じ大自然を満喫できるのがシーカヤックの魅力の一つだと思います。
ハーフデイコース(半日)にチャレンジ
今回お世話になったのは、和歌山県の田辺湾でシーカヤックのガイドやツアーをされているEARTH MATE(アースメイト)さんです。
EARTH MATE(アースメイト)さんでは、シーカヤックの体験に3つのコースを設定されており、その中で所要時間と体力的に丁度よさそうなハーフデイコースをチョイス。
良心的な価格設定になっていますので、シーカヤックを体験するのにそんなに敷居は高くなさそうですね。
このハーフデイコースは、9時~12時の午前の部と13時~16時の午後の部があります。
昼食後に白浜で温泉に入ってのんびりした後に、夕まづめに近くの漁港でお手軽フィッシングを考えていたので午前の部にしました。
シーカヤックを体験する時の服装ですが、夏などあたたかいシーズンは濡れても良い速乾性のものが良いと思います。
私達はラッシュガードを着て海水パンツにウォーターシューズで臨みました。
詳しくはEARTH MATEさんの案内を参考にしてみてください。
シーカヤックで海上散歩を満喫
8時30分に集合ということで早めに自宅を出発し紀勢自動車道の上富田ICを降りてあっという間に現地に到着。朝食にサンドイッチやおにぎりなどを用意していたので、海辺でもぐもぐタイム。しっかりとエネルギーチャージして、おなかもココロも準備完了、テンションがあがってきました~
まずは地上でパドリング
事務所で受付とオリエンテーションを行います。
事故なく安全に楽しむために、コースの説明やシーカヤックの説明をしっかり受けます。
オリエンテーションが終了し、いざ海上へ!と思ったのですが、その前に地上でしっかりパドリングの説明と練習をしました。
あとで実感するのですが、地上でのエアーパドリングは完璧でも海上ではそうも上手くいきません。。。
でも、この地上での練習がかなり役立ちました。
まずは、パドルの握り方を教えて頂きました。パドルの向きを正しい位置で握れていないと上手く水をつかまえることができないとのこと。
そして、肘は90度ぐらい曲がるような感覚でパドルのシャフト部分を持ちます。
パドリングの練習では、前進、後進、大きく旋回する時のターン(スウェープ)、クイックに旋回する時のターン(スタンラダー)、ストップなどの基本操作を覚えます。
「パドルで水をかく」というより、「パドルで水をつかまえて後ろに押しながら身体を前に移動させる、水をかいて水を動かすのではなく、水にパドルを固定させて自分を動かす」感覚が近いような気がします。
何となく水をつかまえる感覚はわかるのですが、実際やってみるとなかなか難しいですね。
いよいよテイクオフ
頭も身体も準備が完了したら、いよいよ乗り込みます。
子供たちは体力的にも全く問題ない元気があり余っている中学3年生なので、3人ともシングル艇で出船です。
EARTH MATEさんでは、シングル艇のほか二人で操船するタンデム艇があります。
小学生のお子さんとと一緒に体験したいや保護者の方や、体力に少し自信のない方などは、タンデム艇に挑戦してみると良さそうですね。
同じツアーの参加者に若いカップルがタンデム艇でスイスイ爽快にシーカヤックを操っていましたよ!
彼女に対して力強く男らしいところをアピールして、さらに尊敬されること間違いなし!?
ちなみにシーカヤックへの乗船時は、ツアーガイドの大島さんが船体をしっかりと押さえてくれているので、誰一人ひっくり返ることなくスムーズに乗船できました。
乗船後すぐに、先ほど地上で練習したパドリングでシーカヤックを前に進めます。
これが簡単に前には進んでくれるのですが、想像以上に船首が左右に振られてフラフラ蛇行運転になってしまうんです。
特にタンデム艇に比べてシングル艇は、直進安定性が弱いために左右のパドリングのバランスが異なると船首がふらついてしまうようです。
その一方、シングル艇のほうがより方向変換などのターンがしやすく小回りが利くとのこと。
それぞれのタイプの特徴をしっかりと理解して操船する必要がありますね。
それでも湖のようにほとんど波がない内之浦湾で少しの間練習していると、パドリングに対するシーカヤックの挙動の感覚がつかめるようになり、船首をふらつかせることなく直進することができるようになりました。
子供達も二人でじゃれながらもパドリングがさまになってきて、自分の思っている方向へ進ませていました。さすが子供の感覚はすごいですね。
順調なパドリングで天然記念物の神島(かしま)へ
一通りシーカヤックの操船のコツをつかんだところで、田辺湾にあるで天然記念物の神島(かしま)へ向かいます。
日頃の行いが良いからなのか(笑)、風もほとんどなくべた凪の田辺湾。
海上では風の影響や潮の影響をうけて、想像以上に船が流されてしまったりすると思うのですが、今日は全くその様子がありません。
途中、イケス周りや地磯周りを通過しながら順調なパドリングで快適に進んでいきます。
何度かの休憩ポイントで給水して身体を休めるのですが、子供たちは二人でずっとじゃれあっていて休憩しているのかどうなのか分かりません。。。まぁ、楽しそうにしているので良いのですが、ひっくり返らない程度にしといて欲しいものですね~
天然記念物「神島」へ到着!
大きなトラブルもなく神島に到着しました!
この田辺湾の内側にある神島は、島全体を海上鎮護の神として崇められており、明治までほとんど人手が入ることがなかったそうで、生物学者で和歌山県出身の南方熊楠が保全活動をしていたとして知られている島全体が天然記念物に指定されている無人島です。
許可なく上陸することが禁止されていますので、今回は神島のそばまで行きました。
最近、和歌山の沖磯などでよく見かけるタヌキですが、この神島周辺の磯場にもタヌキがいました。
人間からエサを貰うことによって居ついてしまっているようなので、見かけても決してエサなどは上げないようにしてください。
タヌキはもともと島にいたのではなく、山から海を泳いで渡ってきているそうです。
ホンダワラの絨毯の上を滑走
その後、神島を離れ帰路に尽きます。
途中、ホンダワラという海藻が水面まで生い茂っており、水面一帯がホンダワラ絨毯を敷き詰めたようになっていました。
シーカヤックは、ペラがありませんので海藻がからんでしまうことがないため、そーっとパドリングしながらホンダワラ絨毯の上を進む不思議な感覚を楽しみました。
そのホンダワラの海藻と海藻の小さな隙間には、グレやチヌの幼魚や小魚がついており、大きい魚から身を守る場所になっているようでした。アオリイカの赤ちゃんなども捕食活動の場や身を守る場所としても良いのでしょうね。
シーカヤックのハーフデイツアーもいよいよ終わり
初体験のシーカヤックは、非常に満足いく充実した海上散歩を楽しむことができました。
エンジンがなく人力で操船するので、もちろん機械音などの騒がしい音がありません。
風を切る音やシーカヤックが波をかきわけて進む音などが、めちゃくちゃ気持ちよくて何時間でも乗っていたいですね。
また、目線の高さが他の船に比べると非常に低いため海面を近くに感じることができ、海の一部になったような錯覚を覚えました。
自然の一部になって自然に溶け込んで一心不乱にパドリングして海上を進んでいく、そんな優雅な時間を体感できるシーカヤックにすっかりとりこになってしまいました。
今回お世話になったEARTH MATEの大島さんは、とても丁寧にレクチャーしてくれる大変頼もしく物腰柔らかい優しい方で、はじめての方でも不安をまったく感じることなくシーカヤックの体験ができました。
大島さん、シーカヤックの魅力をたっぷり知ることができありがとうございました。
(おちゃめが過ぎた中3男子2名がお騒がせしてスミマセンでした!!)
そんなシーカヤックでアオリイカや青物、根魚など様々な魚種にチャレンジしてみたいですね。
ただ、シングル艇でも2m前後の長さがあるので、移動や収納に困るなぁ~と思い、シーカヤックを色々調べていると収納場所に配慮したものを見つけました。
シーカヤックの保管場所に困らないように、分割できるものがあったのです。
これだと車での移動の際にルーフに乗せたりしなくても、ワンボックスやワゴンタイプの車だと車内に積めそうなサイズですね。
シーカヤックフィッシング用のマイボートが欲しいなぁ~