日本海の青物ジギングで、ボロンロッドを人生初デビューしてきました。
ボロンロッドって聞いたことはあるけどよく知らない…
確かフェンウィックのボロンXっていう、当時の子供だった自分にはお高すぎるロッドがあったような…
高い=良い、って訳では無いんでしょうが、ジギングロッドを探しているときに店長Aくんのオススメもあって、レスターファインさんのマスターブレイド63ML ブラックカスタムというボロンロッドとご縁をいただきました!
レスターファイン
レスターファインというメーカーを、私は全く知らなかったのですが40年以上の歴史があるようです。
現在は、琵琶湖の湖畔に工房があり、職人さんの手によって1本1本、ロッド製造の全行程が丁寧にハンドメイドされている日本製のロッドメーカー。
バスロッドを始め、オフショアジギングロッド、オフショアキャスティングロッド、オモリグロッド、ディープタイラバロッドなどを製造されています。
全ラインナップがフルレングスボロン
全ラインナップに共通しているのが、ボロンロッドということ。
しかも、ブランクスの先端からバットエンドまで、切れ目なく贅沢にBoron繊維を通したブランクスのフルレングスボロンというのが一番の特徴。
ボロン繊維とは、タングステンにホウ素を蒸着させた金属繊維のことで、非常に強く、扱いが非常に難しく、高価な材料のようです。
ボロン繊維は、カーボン繊維やグラス繊維に適正なパターンバランスで組み合わせることで、Boron繊維の伸縮性能のたぐいまれな特性が生かされて、曲がれば曲がるほど、カーボンロッド以上に粘り強く、パワーを発揮することが可能なロッドになるとのこと。
フルレングスボロンロッドの製造は、レスターファインの技術力があってこそ誕生させることができたボロンロッド なのでしょう。
「手元重心多重構造」が軽さの秘密
フルレングスボロンは、ボロン繊維=金属繊維なので、カーボン繊維に比べると比重は大きい。
したがって、100%カーボンロッドとフルレングスボロンロッドを比べると、同じパワー同じ全長で比べると、どうしてもフルレングスボロンロッドが総重量で重くなってしまいます。
しかし、レスターファインのフルレングスボロンロッドは、ブランクスの手元に来るほどに構成素材のプライ数(鉄芯に巻きつける回数)が多重構造になる、「手元重心多重構造」の肉厚シャフトによって軽く感じさせてくれます。
シマノさんでいう、ロッド手元に重心が来る「ゼロバランス設計」と同じ考え方ですね。
レスターファイン マスターブレイド63ML
レスターファインのオフショアジギングロッドは、マスターブレイド、シーズコンダクター、積丹カスタム、スターゲイザーの4種類。
マスターブレイドは、10年以上の歴史があるシーズコンダクターのコンセプトのもと、カーボン素材をナノカーボンに変更することによって、さらなる軽量化と感度向上を実現させたフルレングスボロンのジギングロッド。
東レのナノカーボン、FujiのチタンKガイドを使用しています。
ブラックカスタム
購入したマスターブレイド63ML ブラックカスタムは、カスタムメイドされたスペシャルロッド。
フロントグリップを天然ウッドに、
リアグリップエンドも天然ウッドに、
ブランクスをブラック、スレッドをブラック&ゴールドにカスタムメイド。
レスターファイン マスターブレイド63MLのスペック
やはり気になるのは、ロッド自重ですよね。
通常のマスターブレイド 63MLは、全長191cm・自重195g。
ブラックカスタムはフロントグリップなどが天然ウッドになっているため、197gと2g重くなっていますね。
実測すると、198gでした。
ちなみに、全長やパワーが似ているロッドとして購入を検討していたシマノ オシアジガー コンセプトS 62-4は、全長188cm・自重157gで、3cm短いことも影響しているのでしょうが、それでも38g軽い。
マスターブレイド 63MLは、ボロン繊維が10%含有なので、その重量分が若干重くなっているのでしょうが、両方のロッドを持ち比べても重さの違いがわからないレベルでした。
レスターファイン マスターブレイド
Model | Length | Rod Weight | 推奨Jig Weight | Line Max(PE) | 価格(円)税込 |
---|---|---|---|---|---|
59L | 175cm | Spinning166g Bait193g | 170g | 3号 | 58,300 |
59M | 175cm | Spinning183g Bait198g | 200g | 4号 | 58,300 |
59MH | 175cm | Spinning173g Bait200g | 240g | 4号 | 58,300 |
65L | 196cm | Spinning186g Bait214g | 170g | 3号 | 60,500 |
65M | 196cm | Spinning197g Bait219g | 200g | 4号 | 60,500 |
65MH | 196cm | Spinning196g Bait220g | 240g | 4号 | 60,500 |
65MHG | 196cm | Spinning195g | 170g | 4号 | 60,500 |
65MHG⁺ | 196cm | Spinning195g | 190g | 4号 | 60,500 |
61MHG | 185cm | Bait 198g | 170g | 4号 | 60,500 |
61MHG⁺ | 185cm | Bait 215g | 190g | 4号 | 60,500 |
63ML | 191cm | Spinning195g Bait未定 | 180g | 3号 | 60,500 |
65UL | 196cm | Spinning185g Bait未定 | 140g | 2号 | 60,500 |
63SLJ | 191cm | Spinning120g | 60~80g | 1号 | 52,800 |
レスターファイン マスターブレイド63MLでブリを仕留めてみたい!
先日、日本海 舞鶴のドリームチェイサーさんでマスターブレイド63ML ブラックカスタムをデビューさせてきました。
セミロングの鉄ジグ ウィグルライダー160gをメインに1日シャクったのですが、振り抜きもよく、適度なロッドの粘りを感じました。
また、ジグをキャストする時に、想像以上に容易に遠くまでキャストできたのが印象的でした。
残念ながら、その日はサワラを水深90m付近から釣り上げただけだったので、マスターブレイドの真価を味わったとは言えなかったです。
次回こそは、ボロンロッドのマスターブレイドで、ブリの強烈な引きをじっくりと味わいたいですね!
●レスターファイン マスターブレイド 63ML