こんにちは。
昨年、仕事仲間に誘われて初めて海上釣堀に行って来ました。
海上にある網に囲まれたイケスでの釣りなので、独特のルールもあるだろうし、エサや仕掛けで釣果に差が出るのでしょうね。
初めての海上釣堀なので、まずは真鯛をコンスタントに釣り上げることを目指すべく、初心者目線でタックル・仕掛け・釣り方を紹介します。
↓初めての海上釣堀へ
海上釣堀でのタックル
海上釣堀のタックルは海上釣堀専用ロッドがもちろんオススメなのですが、シーバスロッドで代用している人も結構いるみたい。
流石にブリがかかってしまうとパワー不足でしょうが、真鯛やシマアジ狙いのタックルとしては代用できそうですね。
代用ロッド
真鯛やシマアジ狙いにチョイスした代用ロッドは、いつもエギングやフロートアジングに使用している8.6f(約2.6m)のエメラルダスのエギングロッド 86ML-S。
基本的にバットパワーはそこそこで大丈夫。
釣り方はウキ釣り仕掛けで狙うため、キャストができるので短めのロッドでも問題ないでしょう。
狭いイケスでの釣りなので、長さは3mぐらいまでのロッドが快適に釣りできるとのこと。
【真鯛・シマアジ狙い代用ロッドに求めたスペック】
①3m前後のロッド(長すぎると狭いスペースなので使いずらいそう)
②真鯛を上げられるぐらいのバットパワーと繊細なティップ
ちなみに青物狙いにチョイスしたロッドは、シイラ用のキャスティングロッド。
バットパワーは申し分なさそうだったので青物をかけてみたかったのですが、一度も出番が回ってきませんでした(笑)
リールとメインライン
リールは3000番〜4000番ぐらいのスピニングリールで狙います。
メインラインは、真鯛狙いでも青物がかかってしまった場合も想定して、最低でも2号は欲しいところでしょう。
青物狙いは3〜4号タックルで良いと思いますが、ゴリ巻きして寄せないといけないでしょうから、もう少し太めが良いのでしょうか。
手持ちで2号ラインを巻いているのが、フロロ2号を巻いているヤエン用のバトルゲームがあったので、ロッドとのバランスも悪くないのでチョイス。
↓ダイワの海上釣堀専用のスピニングリール
【海上釣堀で活躍するパワフルリール】
マダイや大型青物とのやり取りに求められる堅牢さと最適な巻糸量を備えた海上釣堀専用スピニングリール。なめらかな回転を長期間維持するダイワ独自の防水・耐久テクノロジー「マグシールド」を筆頭に、剛性に優れた「スーパーメタルボディ」、安定した滑り出しの「UTD(アルティメットトーナメントドラグ)」など、ダイワだからこそ可能な先進テクノロジーを搭載。しっかり握り込めるEVA製大型ラウンドノブとの相乗効果によるトルクフルな巻き上げで、大型青物とのゴリ巻きファイトでも力負けしないタフな1台。
●ダイワ(DAIWA) スピニングリール シーパラダイス
海上釣堀での仕掛け
今回の海上釣堀では、浮き釣りで狙います。
それ以外に、探り釣りやズボ釣りなどがされているそうです。
ウキは真鯛用に2号、青物用に3号を用意。
鈎は、真鯛用にチヌ4号にハリス1.5〜2号、青物用に伊勢尼13号ハリス2.5〜3号を準備しました。
それ以外に必要なものは、ウキ止め、シモリ玉、ウキペット、からまん棒、クッション錘。
●ガルツ ウキ 海上釣堀スリムDX 2号
●ダイワ 銀狼チヌ SS スピードヒネリ 4号
●ラインシステム 海上釣堀専用ウキ止糸 ピンク
海上釣堀で必須アイテムの底取り器
海上釣堀においてなくてはならないのが、この底取り器。
今までの釣りではみたことがない独特の釣り具ですが、要は、これを使ってイケスの深さを知ります。
水深を知ることによって、「網の底から上に何cmのタナ」を攻めることができるようになるんです。
また、網で囲まれているイケスなので、底の位置(深さ)を把握できていなければ、深くしすぎると一発で根がかりし仕掛けを確実にロストしちゃいます。
①仕掛けを完成させた状態で、底取り器のシリコン部分に鈎を引っ掛ける
②大体の深さでウキ止めをセッティングしておく
③底取り器が付いた状態で仕掛けをイケスに入れる
④ウキが沈み海中に入り込むまでウキ止めを深くする
⑤底から10cmのタナを狙いたければ、ウキ止めが水面から10cm沈むように調整する
⑥回収して底取り器を外せば、底から10cmのタナに鉤がある状態になりタナとり完成
↑ウキ止めをもう少し浅めに設定しないといけない状態
↑目標のタナの深さ分だけ、水面からウキ止めが潜るように設定する
また、気をつけないといけないのが、イケスの網がすり鉢状になっており、中心付近が深く、桟橋側手前が浅くなっている点。
なので、イケスの中でも仕掛けを落とすポイントによって深さが異なるということを常に意識しておかないといけません。
イケス中心付近でタナを設定しても、桟橋手前に流れてくると根がかりすることが多いので底との距離に注意が必要です。
私は開始直後に、手前が若干浅いということを知らず即仕掛けをロストしてしまいました…(涙)
海上釣堀でのエサ
海上釣堀では、何種類ものエサを用意して行くのが当たり前のようです。
その時々によって、アタリが出るタナとエサを探しながら拾って行くような感じですね。
私が当日用意したのは、ダンゴエサ(真鯛スペシャル赤)、冷凍エビ、キビナゴ、サンマの切り身の4種類だけ。
そのほかのエサとしては、
【真鯛など】
黄色や赤に染めたササミ
生エビ(むきエビ、着色有無)
キビナゴ(着色有無)
イワシの切り身(着色有無)
アオイソメ
シラサエビ(生きたやつ)
【青物など】
カツオの切り身
活アジ(海上釣堀で販売)
活ウグイ
【サーモンなど】
イクラ
これらを状況を見ながら使い分けるそうです。
やっぱり、釣る人は釣ってる分だけ努力しているんですよね〜
ダンゴの付け方
ダンゴを1つか2つまとめて丸め、そこに鈎を埋めていきます。
鈎をダンゴの中にしっかりと収めてダンゴ装着完了。
その時、鈎先がダンゴから出ないようにするとのこと。
●マルキュー マダイスペシャル 冷凍
海上釣堀でのウキ釣りの釣り方
おそらく、海上釣堀での釣りはエサよりもタナが最重要だと思います。
タナがあっていなければ、エサが良かったとしてもなかなか釣ることが難しいです。
周りの釣り人が釣れているのに、自分だけ全くアタリもかすりもしない状況は、確実にタナがあっていない証拠なので、釣れてるタナを探し(聞いて)、タナドリをしっかりする事が釣果に繋がる最重要事項です。
①目標のタナにウキ止めをセッティングした仕掛けをポイントになじませて待つ
②しばらく待ってもアタリがなければ、ハリス分上に仕掛けを持ち上げて、ゆっくりフォールさせアタリを誘う
③それでもアタリがなければ、タナを変えたり、エサを変えたり、エサの色を変えたりして探る
④これの繰り返し
⑤ウキにアタリが出ても早合わせは厳禁!
⑥ウキが水中に引き込まれ沈んでからしっかりフッキング!!
後日談でしたが、黄色には全く反応しなかったのに赤色のエサに変えたら急に食い出したり、虫エサに変えたら急にアタリだしたりと、ちょっとの差で釣果が変わるようです。
真鯛のタナは基本的には底付近、そこから10〜30cm、活性が高くても底から1.5mぐらいまでのようです。
ちなみに、シマアジは常に誘いを入れ続けて動かしている方がアタリが出るとのことでした(海上釣堀スタッフ談)
海上釣堀に行こう!
確実に魚がいてる海上釣堀は、初心者でもタナさえ合わせれば釣ることができ、しかも釣れる魚は真鯛や青物などショアからはなかなか出会えない魚たちばかり。
さらに中・上級者には、手軽なのに奥が深く魚との知恵比べが試せて実証できる釣り。
初心者でも確実に大物の引きを堪能できる海上釣堀、これはハマりますね!
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