こんにちは。
少し暖かく感じる日も出てきた3月初旬。
和歌山県白浜町の地磯にヤエンで春のアオリイカを狙いに釣友Hさんと行ってきました!
朝まずめ前の暗いうちから狙いたいのですが、釣行日は新月まわりの大潮3日目の3月7日。
まだ辺りは真っ暗闇。。。
以前、印南のエサ吉さんで教えていただいた、満月大潮の夜は月夜でアオリイカがよく釣れるそうなのですが、今夜は何も見えない闇の世界。初めての磯だし、不安と恐怖との戦いですね〜
しかも、釣り始める時間帯から終日、北北西の風が6m→10mとかなりの強風。
というわけで、釣太郎の白浜店でアジを15匹購入して情報収拾。
当初は日置の笠甫(かさぼ)に行く予定だったのですが、かなり北北西の風が強いので、五色浜の横にあるシガラミ磯をオススメしていただきました。
笠甫(かさぼ)も北西風と南からのウネリに強いそうなのですが、北風にめっぽう強くオススメということでシガラミ磯に変更しました。
この選択が吉と出るか凶と出るか…
シガラミ磯で朝まづめ
シガラミ磯へアクセスする駐車場に車を停めて、いざシガラミ磯に降りようとしたのですが、かなりの急勾配な難所が待ち構えていました…
というのも、ヤエン釣りは生き餌のアジを入れている海水入りのバッカンが、しこたま重くて腕と肩と腰を見事にやっつけてくれます。。。
このシガラミ磯へは、足元も急斜面でロープ伝いに降りないといけなく、かなりの重労働。
おっさんには、かなりやばい仕事なんですよね。
でも、急勾配を降りていかないと行くことができないような地磯は珍しくないと思うので、アオリイカとの出会いのためにはボヤいても仕方がないのですが…
おっさん2人で「もうあかん!」、「しんどい!」と弱音を吐きながら、なんとか地磯に降りることができました。
釣行開始は朝の4時30分ごろ。
初めての磯で真っ暗闇ということもあり、恐る恐るピトンを設置する場所を決めて、ヤエン釣りスタート。
日の出を迎え6時過ぎになっても、まったくアタリなし…
ええ時間帯にアタリがないってヤバいんじゃ…
不安がよぎる中、元気なアジを付け替えて投入後、10秒ぐらいでドラグが鳴りました!!!
ジーーーーーーーーーー!
おぉ! いい感じに走ってますね〜〜
ジーーーーーーーーーー!
ジーーーーーーーーーー!
ジーーーーーーーーーー!
止まらない…
ジーーーーーーーーーー!
???
アオリイカとは思えない程の猛ダッシュでラインが出て行きます(涙)
ナイロンライン2号200mほど巻いてあるのですが、あっという間に150mぐらい出ちゃいました…
まさかの青物!?
そう、青物でしょうね〜
このままでは最後までラインが引き出されてしまうので、ドラグを締めて一か八かの勝負です。
はい、予定通り切れちゃいました。
しかも20mぐらいのところで高切れ…
磯で根ズレしていたのでしょうね、さようなら〜
そうこうしていると、釣友Hさんがヒット!
これもなんだか様子がおかしいぞ〜
魚がジャンプ!?
えぇぇぇーーー!?
まさかの〇〇スズキ!?
ヤエン用のフックでフッキングできたの???
私はタモ入れの大役をはたせて、ヒラスズキ無事逮捕。
ヒラスズキは釣れたものの、アオリイカからのアタリは一切ない状態。
釣座を移動したり、いろいろ試みてみるも時間がどんどん過ぎるだけ…
当初の予定の笠甫(かさぼ)へ移動しましょう!!
でも、バリ重アジバッカンを持って、あの急勾配を登るの〜〜!?
笠甫(かさぼ)へ移動
シガラミ磯から車で30分ほど南へ移動すると 笠甫(かさぼ)に到着。
先行者が2組いらっしゃり、アオリイカの気配はムンムン感じます。
釣太郎の店員さんが言っていたとおり、北北西の風はやや巻き込んで入ってきてはいるものの、大丈夫なそうな感じで一安心。
松の下という磯に入ろうと思っていたのですが、先行者がいらっしゃるので、反対側の右岸の向かい側の磯に入ることにしました。
この笠甫(かさぼ)は、時間帯によっては、水没しているところもあるので長靴が必要な地磯。
初めて行く地磯ということもありウェーダーを用意して臨みました。ウェーダーは、快適で波しぶきなどまったく気にならない快適装備。荷物にはなるのですが、次回もウェーダーで良いかも。
私は、アオリイカの産卵場所になっている松の下との間の藻場で、水深3〜5mのポイントでアオリイカを狙います。
釣りを再開したのが11時前。
気合いを入れ直し、アジを投入!
アジを投入後、小腹が空いたので食料を取りに行きモグモグしていると、
ジッ、ジッ、ジッ、
なんだか様子が変なんです。
ラインをちょっとずつ、ゆっくり持って行きます。
軽くドラグを締めて、ラインを張ってやると横方向に移動して行きます。
ラインはほとんど出ていかないですが、アオリイカっぽいですね〜
そこから、しっかり喰わせるだけの時間を待って、やり取り開始。
でも、ラインがまったく出ていかなかったので、15mほど沖合にいるような感じ。
なので、ヤエンを投入しちゃいます。
投入後、慎重にやり取りをしながら寄せようとしますが、なかなか寄ってきません。
まあまあの重量感もあるので、そこそこのサイズかも。
残り10mの付近で、アオリイカが見えた頃に墨を吐きながら逆噴射!
ヤエンにのりました!!
ドラグを更に少し締めて寄せてくると、フッキングしているのは触腕1本だけ…
慎重に岩場と岩場の間を通して手元まで寄せました。
ここで、タモやギャフを準備していなかったことに気づくも、どうしようもない状況。
釣友Hさんは、遠くの方で釣りをしていて来てもらおうか迷いながらも、思ってたほどアオリイカが大きくないのと海面が近いので引き抜くことに。
ヤエンを手で掴めたので、
ゆーーーーくり、
そーーーーっと、
ポチャン!?!?
あ〜〜〜〜…
フックから外れちゃいました(涙)
多分、600g前後のアオリイカ。
シガラミ磯からの苦労を考えるとダメージでかいんです(涙)
少し放心状態からのアジの再投入。
時合かもしれないので、またアオリイカが来てくれるかも。
するとすぐに先ほどと同じような、走らない感じのアタリが!!
ジッ、ジッ、ジッ、
さっきより時間を充分にとってしっかり喰わせて、引き寄せて来ます。
今回もラインがほとんど出ていないので、ヤエンを投入。
アオリイカが見えるところまで寄って来ましたが、ヤエンがフッキングしていません。
ラインテンションを緩めたり、張ったりしてフッキングを誘発させようとしますが、なかなかフッキングしません。
最後は、アジを離してどっか行っちゃいました…(涙)
アタリがあった数だけのアオリイカを、キャッチできないのがヤエンの釣り。
エサのアジは、直前の2匹とも大きいサイズのアジだったので、一番大きいサイズのアジを投入。
2度あることは3度ある!!!
キタキタキターーー!!!
今度もラインはそれほど持って走りませんが、感じはアオリイカですね〜
しっかりと喰わせて、いざ勝負!
ある程度よせたところでヤエンを投入して、ヤエンの神様に祈りましょう。。。
今回はフッキングしたかどうか、わかりにくかったのですが、アオリイカが見えるところまできたら、ヤエンがフッキングしている事を確認できました。
2度あることは3度ある。。。
バラしたらもう帰ろうかなぁ〜と心のぼやき。
釣友Hさんがタモ係をしてくれて、無事ネットイン!!!!!
興奮冷めやらぬうちに、今日はスカリを持ってきていないので、アオリイカくんを締めます。
実は、苦手なんですよねー
はいー
何度も何度もガシガシ、プスプス…
その後、風がますます強くなりながらも、15時ぐらいまで粘りましたが、エサのアジが無くなったため、納竿となりました。
3ヒット、
2バラシ、
1ゲット
なんとかアオリイカをゲットできたので良かったのですが、朝まずめから入っていれば、正直もう少しチャンスも多くアオリイカと出会えたのでしょうね〜
ポイント選びとそのポイントでアタリが無い時の移動の決断力が、とても重要だとつくづく勉強になった釣行でした。
久しぶりのアオリイカ♪
釣友Hさんからヒラスズキを半身も頂いたので、豪華な食卓です!
感謝感激!ありがとうございます!!
三枚に捌いてくれているヒラスズキの半身の皮をはいでいきます。
この皮がかなりの根性ありなので、いつも以上にしっかり炙って皮も食べちゃいます。
ヒラスズキ、まずは薄造りにしてポン酢で旨し。
アオリイカは糸作りにして旨し。
残ったヒラスズキは、昆布締めにして翌日友人宅でわちゃわちゃいただきました。
ヤエンのタックルと仕掛け
いつも使っているヤエンのタックルと仕掛けを紹介します。
↓ 風が強い日でもインターラインなので穂先にラインが絡まないのでオススメ
●ロッド:ダイワ インターライン リーガル アオリ 1.5号-5.3m
↓ レバードラグでコスパが高くヤエンにオススメ
●リール:シマノ 13アオリスタ BB C3000HG
↓ ローラーが付いててアオリイカまでしっかり届く一押しヤエン
●ヤエン:呑印 のんきヤエン Lサイズ
↓ いっぱい入っててコスパがサイコー!
●アジ用フック:川せみ針(KAWASEMI) 徳用オトリフック(黒) M
↓ アオリイカのいる層まで潜らせるには必需品!結構ロストするので多めに準備が必要
●アジ用オモリ:かわせみ 徳用 潜ってなんぼ M
↓ エアポンプホルダーが2個あり、ロッドホルダーや中蓋もあって便利でオススメ
●活けアジ用バッカン:ダイワ プロバイザー キーパーバッカン FD45(D)ホワイト/レッド
↓ エアーポンプは2台用意(エアー用とプロテインスキマー用)
力強くて安心のエアポンプ!
●ハピソン 乾電池式エアーポンプミクロ YH-735C
↓ アジを入れているとだんだん海水が汚れてきて状態が悪くなっているのでは、って時のお助けパーツ
いつも必ず使用して、海水の状態が抜群に良いのでアジ元気!!
エアーポンプに繋げるだけの手間いらず!
海水魚を飼育されている方はご存知かと…
●活けアジ用バッカン:アクア工房 殺菌プロテインスキマー
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